正社員の副業後押し、政府指針、容認に転換、働き方改革。

2016/12/26(月)正社員の副業後押し、政府指針、容認に転換、働き方改革。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H1D_V21C16A2MM8000/

 

【概要】

政府は、「働き方改革」の一つに正社員の副業と兼業を挙げている。少子高齢による労働力人口の減少を見据え、成長産業への雇用の流動化を目指す。現状、中小企業庁によると、副業の希望者は370万人いるという。企業サイドでは、副業を推進する企業として、サイボウズ(IT企業)が挙がる。一方で、「長時間労働が増加する」「企業秘密が漏洩する」「社会保険料や残業代をどの企業が支払うか」「労働災害の原因はどの会社か」などを懸念する企業も多い。今後、これらの問題点に関する施策を講ずることが課題になる。

 

【私見】

私は、副業兼業に賛成だ。理由は、2つある。1つは、所得増加によって個人消費が増加すること、2つ目は、イノベーションが期待されるからだ。(ちなみに、私は26日にスカパラライブ行ってきたので、スカパラ色強めに書くことを留意して頂きたい。)

私は、現在2つのバイトを掛け持ちしている。スナックとガールズバー(サブ的な感じ)だ。なぜ掛け持ちしているかというと、単純にお金がほしいからだ。スカパラのライブに行きたいし、スカパラのグッズがほしい。その資金として最近ガールズバーに勤め始めた。所得が増えたことによって、スカパラへの消費が増加し、スカパラの印税・売上が増加する。そして、スカパラメンバーがhappyになり、私自身がhappyという好循環が生まれる。他のアルバイトの女性も、自分のお店を持ちたい、遊ぶお金がほしいなどの理由で、昼も夜も働いている人もいる。長時間労働が懸念されているが、そもそも長時間(限度はあるが。)労働したい、お金がほしいから副業・兼業したいと思うのではないかと思う。もちろん、本業に差支えがあってはいけないが。よって、所得が増加することによって、消費が増えることが見込まれるだろう。また、例えば夫婦であれば金銭的に余裕が生まれ、子どもを持とうかと思う可能性もある。

2つ目に、イノベーションが期待される。イノベーションは0から1を生み出す場合もあるが、手法A+手法Bというようにアイデアの組み合わせによって生まれる場合がある。副業すれば、その企業先で新たな知見を得られるため、本業との組み合わせを考えれば新ビジネスが生まれる可能性もある。また、本業での自分の働き方を見つめなおすきっかけになり、生産性が高まるのではないかと考える。

私の場合、スナックで1年半以上アルバイトしており、接客がマンネリ化していた。だが、ガールズバーで働くことで、このくそ寒い中キャッチを行い来て下さるお客様は神々しいし、改めてお客様が来て下さるありがたみを再認識できたり、他の女の子の接客を見ると新鮮で、自分はもっとこうしようと思ったり発見があった。(スナックではキャッチはしない。)他者を見ることで、自分の接客を見つめ直すことができていると思う。スカパラメンバーの谷中(2016)によると、「たくさんの人と出会って、人を知って、自分を知ろう!」と述べていることからも多数の人と接することは重要だと考える。

企業情報の漏えいが懸念されているが、そこは労働者と企業との良好な人間関係や教育で防げるんじゃないかなーと楽観的に思っている。